[PUSSY GALORE]
Die Bitch
寒さで耳がちぎれそうな朝の9時。
浅草の松屋前で、ボクはその男と待ち合わせをしていた。
男はパンチ・パーマにおせいじにもセンスがイイとは言えないスーツ姿。
どうみても素人に見えないスタイリングの男。
ボクが到着すると、男は口を開く。
「オ!オマ!オマエ!オマ!」
「な、なんスカ!落ち着て・・・」
「あ!あ!あれ!あ!あれどうした!」
「あれてなんスカ!」
「あれだ!あれ!」
「ハー・・・・?」
「とにかく行きましょう。時間がない!」
「図!図面は・・・・?」
「昨日、渡したじゃないスカ!」
「あれはオレんだ!もういい!とにかく行くぞ!」
「ハー?どうすんスカ!それナシで。」
ボクと男は歩き出した。
その男の名は中山喜与至と言う、同じ会社の上司(なにも専務)で
猿回し(猿の方)の似合いそうなルックスと積み木あそびの似合うであろう脳を持つ
フォレスト・ガンパーである。
よく人は、軽々しく誰かに対して「ヤキが回った」などと口走るが、
ヤキを回すにはかなりの勇気もいるし。
それ以前に一度でもイカれた男道を歩いてこなければ、
その言葉を使われることすらない。
ヤキが回る前に、この男の脳にはかなり純度の高いヤクが回ってしまったらしい。
Die Bitch
寒さで耳がちぎれそうな朝の9時。
浅草の松屋前で、ボクはその男と待ち合わせをしていた。
男はパンチ・パーマにおせいじにもセンスがイイとは言えないスーツ姿。
どうみても素人に見えないスタイリングの男。
ボクが到着すると、男は口を開く。
「オ!オマ!オマエ!オマ!」
「な、なんスカ!落ち着て・・・」
「あ!あ!あれ!あ!あれどうした!」
「あれてなんスカ!」
「あれだ!あれ!」
「ハー・・・・?」
「とにかく行きましょう。時間がない!」
「図!図面は・・・・?」
「昨日、渡したじゃないスカ!」
「あれはオレんだ!もういい!とにかく行くぞ!」
「ハー?どうすんスカ!それナシで。」
ボクと男は歩き出した。
その男の名は中山喜与至と言う、同じ会社の上司(なにも専務)で
猿回し(猿の方)の似合いそうなルックスと積み木あそびの似合うであろう脳を持つ
フォレスト・ガンパーである。
よく人は、軽々しく誰かに対して「ヤキが回った」などと口走るが、
ヤキを回すにはかなりの勇気もいるし。
それ以前に一度でもイカれた男道を歩いてこなければ、
その言葉を使われることすらない。
ヤキが回る前に、この男の脳にはかなり純度の高いヤクが回ってしまったらしい。
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